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Comp.symphonies: Rozhdestvensky / Moscow Rso +violin Concerto: Oistrakh

Sibelius (1865-1957)

User Review :4.5

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
CDVE44237
Number of Discs
:
4
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

ロジェストヴェンスキー/シベリウス交響曲全集(4CD)

マニアの間で復活が待ち望まれていた伝説的な快演「ロジェヴェンのシベリウス」。一部の曲が出回っていたことがあるものの、全集としてのCDリリースは久々で、メロディア音源の良質なCD化で評判の「VENEZIA」レーベルからの発売であることも朗報です。
 演奏はとにかくパワフルで強烈。随所で聴かれる金管軍団の炸裂サウンドを筆頭に、鋭利で強靭にしなる弦楽器、異様に表出力が強い木管群、カミナリのようにとどろくティンパニと、通常のシベリウス演奏の枠を大幅に上回る力感の誇示には驚かされます。特に第5番は壮絶としかいいようがありませんが、ここまで徹底されてしまうと痛快ですらあります。
 音質も、わずかにテープの経年を感じさせる部分はあるものの鮮明なステレオで、この凄まじいシベリウス演奏を生々しく捉えて文句無しです。
 余白には、定評あるオイストラフとのヴァイオリン協奏曲を収めています。

・交響曲第1番ホ短調 op.39
 [録音:1974年ステレオ]

・交響曲第2番ニ長調 op.43
 [録音:1969年ステレオ]

・交響曲第3番ハ長調 op.52
 [録音:1973年ステレオ]

・交響曲第4番イ短調 op.63
 [録音:1971年ステレオ]

・交響曲第5番変ホ長調 op.82
 [録音:1973年ステレオ]

・交響曲第6番ニ短調 op.104
 [録音:1973年ステレオ]

・交響曲第7番ハ長調 op.105
 [録音:1974年ステレオ]

・ヴァイオリン協奏曲ニ短調 op.47
 [録音:1968年ステレオ]

 モスクワ放送交響楽団
 ダヴィド・オイストラフ(vn)[op.47]

 ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)

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Comprehensive Evaluation

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シベリウスの交響曲集というと、ベルグルン...

投稿日:2013/03/10 (日)

シベリウスの交響曲集というと、ベルグルンド、デイヴィスあたりがスタンダード化されているが、この演奏は、他に比類のない、着眼点の異なる、シベリウスの知られざる側面のような印象を受けました。 この演奏を聴いてしまうと各演奏家によるシベリウスのどの演奏を耳にしても、型にハマり、同じように聞こえてしまう程、インパクトがあります。 前述のご評価されていらっしゃる方のご意見通り、調整のないシベリウスの部分もスポットが当てられ、めまぐるしい程に、音、音、響き、響き、のオンパレードで、審美的。俗っぽく言えばワイルドなシベリウスを浮き彫りにしており、むき出しにされた音楽、まさにその演奏をするに一番相応しいモスクワ放送の金管がけたたましくもあり、美しさすらも感じさせてくれる。 ロジェヴェンの大胆な、拍や間の取り方、低弦のメリハリ感、金管とティンパニーの爆音炸裂など、鳥肌ものです。 通常のシベリウスに聴き飽きている方には必聴!

sac さん | 東京都 | 不明

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これは確かに普通のシベリウス演奏と一味も...

投稿日:2011/11/27 (日)

これは確かに普通のシベリウス演奏と一味も二味も違う。 こんな部分があったのかという驚きの連続だった。 調和している部分だけでなく、不協和な部分もしっかりと響かせている。 いい悪いは別にして、きれいごとだけではすまされないシベリウス像がここにある。 奇をてらう印象は感じなかったが、明らかに一般的な指揮者と着眼点が違う。

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明

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1969〜1974年、ロジェストヴェンスキーがロ...

投稿日:2011/09/17 (土)

1969〜1974年、ロジェストヴェンスキーがロシアの指揮者として多分最初にシベリウス交響曲全集を収録したもので私などはLP時代単発でソ連輸入盤・・・第4番他を買って聴いておりました。あまり期待せず針を下ろしたのですがオーケストラMRSOは決してロシア色一辺倒ではなくこの曲の持つ北欧的なそして内省的なカラーをロジェストヴェンスキーがその知性で上手く引き出した演奏となっておりました。この第4番は1971年の録音で演奏タイムは@10’05A4’56B10’07C9’10と多分他の交響曲も傾向としてテンポは速めな感じがしますが第1楽章最初不気味な低音から深遠に弦が旋律線を描き他の楽器が呼応しシベリウス世界へ導いて行きます。冷えびえした見果てぬツンドラ世界を垣間見せつつ管ファンファーレを機に次第に穏やかさが明るさに結びつきます。各パートの仕分けと〆への昇華は指揮者のコントロールの上手さを物語っています。第2楽章は到ってのんびりムードで「遊び」センス溢れますが途中イチャモンの様なテーマが入り中途半端な感じで次の楽章へ。極めて内省的な第3楽章では引っ張る様な中低音弦が印象的で次第に盛り上がって金管がやっとロシア的に咆哮し更に分厚い弦が鋼鉄の肌合いを感じさせます。パワーフルな処が過ぎると静かな〆へと推移して行きます。終始焦らせる様なタッチの最終楽章はクライマックスさがない分やや不満が残ってしまいますがそれは指揮者の責任ではありません。全体ストレートな男性的勢いのみに結果せず当時40歳のロジェストヴェンスキーの能力が活きた仕上がりとなっています。他の交響曲は未聴ですが録音年と演奏タイムをメモしておきます・・・第1番(1974年、タイム@11’16A9’43B5’29C11’41)、第2番(1969年@9’33A14’55B5’53C14’27)、第3番(1973年@9’40A7’39B9’33)、第5番(1973年@13’24A7’24B8’08)、第6番(1973年@9’47A4’39B3’45C9’21)、第7番(1971年20’54)。意義ある交響曲録音としての位置付けは確固たるものと思います。V協奏曲の方はオイストラフ57歳、ロジェストヴェンスキーが先の交響曲録音時よりもう少し若い34歳・・・1965年の時の指揮でオーケストラはUSSRRSO(ライブ)(タイム@15’04A8’42B7’22)であります(なお、オイストラフのシベリウスV協奏曲はこの演奏の他に1954年エールリンク/SFO、同年(ライブ)フーグシュテット/FRSO、1959年オーマンディ/PPO等の録音盤が残されております)。最初の楽章は冷え冷えとしたVの入りも聴き処ですがややテンポ速めながら終始しっかり語って行くスタンスは技に傾かないという事を訴えている様です。正直もう少し華やかさ要素が加わればという欲にかられようとするとやがてオーケストラ余韻の空白から凄いカデンツァが弾き切られその緊迫感・スケール感に圧倒されました。〆への攻めも同様で「溜め」を作りつつの仕上げは冒頭の冷え冷え感をすっかり熱っぽさに変えてしまいました。中間楽章と最終楽章はタイムとしては普通。中間楽章はシンフォニー的位置付けのこの曲の特徴をオーケストとVの集中一体化においてやはり音楽に魂を吹き込み実に客観的に説得力があります。最終楽章もしっかりオーケストラもやや粘着性を見せながらV 主体の活躍には変わりはありません。未聴分がありますので★一つ保留させていただきます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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